• 電話0797-38-9891
  • 住所〒659-0025 兵庫県芦屋市浜町9-9

肛門の疾患と治療

内痔核(いぼ痔)

排便時に出血するのがいぼ痔です。通常は痛みはありません。近年、中国3000年の歴史を誇る「消痔霊」がわが国で最新の技術を持ってよみがえり、ジオンという薬剤をいぼ痔に注射することで内痔核の治療が可能となりました。痔の手術が痛くて辛いというのは昔の話で、日帰りの外来手術での治療ができます。本当に目からうろこの治療です。当院では内痔核の程度により輪ゴム結紮術四段階注射療法で治療を行っております。四段階注射療法は大腸肛門病学会に精通している医師のうちで内痔核治療法研究会の認定を受けた医師のみが施行可能な治療で、当院は数少ない認定施設のひとつです。(内痔核治療法研究会:http://www.zinjection.net/ )

ジオン注射薬の写真

ジオン注射薬

四段階注射法と治療効果

ジオン四段階注射療法

外痔核、裂肛、痔瘻、肛門周囲膿瘍、肛門ポリープなど

内痔核のほかにも、肛門部には血栓性外痔核、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔瘻)、肛門周囲膿瘍、肛門ポリープ、スキンタグ(見張りいぼ、皮垂)、直腸粘膜脱症候群(いきみ症候群)、直腸脱などいろいろな病気がみられます。素人判断は禁物で適切な診断と治療方針の決定が必要です。血栓性外痔核、肛門周囲膿瘍、スキンタグ、肛門ポリープなどは当院ですべて日帰り手術が可能です。腰椎麻酔を必要とする手術などは入院設備のある連携施設を紹介します。いぼ痔だと思っていたら直腸がんだったなんてこともありますのでとにかくひとりで悩まずにご相談ください。

肛門出血や便通異常がある場合は肛門鏡検査に加えて、さらには大腸がん(結腸がん、直腸がん)の否定のために大腸検査(大腸バリウム検査大腸カメラ)も行っておくのが理想です。

肛門の疾患

肛門の疾患

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