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胆嚢・膵臓の疾患と検査

胆嚢

胆石症(胆嚢内結石症)

胆石症(胆嚢内結石症)はもっともよくみられる疾患で、肝臓で作られる胆汁の成分が胆のう内で固まったものです。胆嚢癌が胆石と言われて放置されていることもあり、本当にそれが胆石なのかまず確かめる必要があります。また、胆石であっても経過を見てよい場合と手術をした方がよい場合がありその判断が大切です。

総胆管結石

総胆管結石は胆石が胆管に落ちたものと胆管に最初から生じた結石とがあります。黄疸や胆管炎、急性膵炎をきたし命にかかわることがあるので、見つけ次第治療が必要です。

胆嚢ポリープ

胆嚢ポリープと言っても多くの病気が含まれています。コレステロールポリープ(胆嚢の壁に取り込まれた脂のかたまり)から、前がん病変の腺腫や早期胆嚢がんまで様々な病気が含まれており一筋縄ではいきません。

胆のう腺筋腫症

胆のう腺筋腫症は胆のうの壁が厚くなる病気です。不定愁訴の原因となることや、胆石症や胆のうがんを合併することもあります。

胆のうの検査でもっとも有用なのがエコー検査です。今までの多くの診療経験を生かして診断を行い、治療方針を決定します。手術が必要な場合は腹腔鏡下胆のう摘出術が必要ですから連携病院を紹介します。

膵臓

膵臓は消化酵素やインスリン分泌することで消化吸収に重要な役割をはたしています。
お酒の好きな方や、胆石症の方は膵臓に負担がかかり膵炎をおこすことがあります。暴飲暴食や総胆管結石が原因で膵臓の分泌する消化酵素が活性化され膵臓が腫れたり溶けたりしてしまう恐ろしい病気が急性膵炎です。
また、お酒で膵臓がだんだんとむしばまれていき頑固な痛みからさらには膵臓機能が廃絶して消化吸収障害や糖尿病をきたすのが慢性膵炎です。暴飲暴食やお酒の好きな方で時々みぞおちの痛む方は採血やエコー検査で膵臓のチェックをしておいた方がいいかもしれません。また、最近では免疫異常によっておこる自己免疫性膵炎(IgG4関連膵炎)も注目をあびています。
膵臓がんは喫煙や食生活の欧米化でわが国でも急激に増加しており第5位を占めています。
ヘビースモーカーの方や慢性膵炎の方、急速に糖尿病が悪化した人などは注意が必要です。一般に早期発見が難しいがんですが、今までエコーによる膵臓がん早期発見の啓蒙活動に取り組んできた経験を生かして早期の膵がんを見つけるように心がけています。

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http://www.nishiwaki-clinic.com/

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